「手、どうなってる? 右手? 左手?」
そんな問いが添えられた1枚の写真には、カーペットの上で香箱座りをする元保護猫の姿が。@marupi_0901さんの愛猫「えん」くんです。普段は、「えっちゃん」という愛称で呼ばれています。
飼い主さんを見上げるえっちゃんは、ゆったりとくつろいでいる様子。目を細めて、うっとりとした顔つきをしています。ところが、しばらくするとじわじわと違和感が……。
それは、えっちゃんの胸元から、にょきっと“生えた”おてて。先端がくの字に曲がっているからか、しっぽのようにも見えます。一体、えっちゃんの“おてて”は、どうなっているのでしょうか? 思わず、おてての部分を拡大して見たくなる衝動に駆られます。
この写真がXで公開されると、瞬く間に、4.1万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「どっから生えているの……?」「しっぽだとしたら長すぎ? 何だかわかりませんがお顔がめちゃカワイイです笑」「前にあるのは……しっぽではなく足らしい……肉球らしきものが見える。それにしても 実におもしろいw」など、目を奪われる人が続出していますね。
ミルク飲みの子猫だったえっちゃんを家族に
えっちゃんと飼い主さんが出会ったのは、えっちゃんが生後3週間ほどの子猫だったとき。屋根から落ちてきたえっちゃんを保護した人が飼い主さんの職場に連れて来たそうです。
飼い主さん:
「その日の行き場がなく……。『とりあえず、うち来る?』という感じで、我が家へやって来ました。これほど小さな頃から猫を育てるのは初めてだったのでドキドキしましたが、かわいらしい瞬間をたくさん見せてもらったことに感謝しています」
ある日、飼い主さんがふと目をやると、えっちゃんは、ふかふかのカーペットの上に座り込んでまったりとくつろいでいました。次の瞬間、えっちゃんの胸元からひょっこり手のようなものが出ていることに気づいた飼い主さん。「一体どんな体勢……? 手……?」と、その不思議なポーズに頭が混乱してしまったそうです。
飼い主さん:
「どの部分がぴょこっと出ているのかわからなくて、とりあえず写真を撮りました。よく見ると左手であることが判明。どうやら香箱座りをしながら、左手が出てきたようです。このあとのことは、はっきりと覚えていませんが、その場でそのまま寝ていたか、ごはんを食べに移動したんだと思います。」
飼い主さんによると、えっちゃんはよくこの場所で丸まって眠ったり、伸びをして寝たりしているそう。ところが、このようなポーズを目にするのは初めてだったため、とても驚いたようです。
“お兄ちゃん”として家族を見守るえっちゃん
飼い主さん夫婦の前では甘えん坊になるというえっちゃん。一方、2才の娘さんや同じく2才の元保護猫「りん」ちゃの前では“お兄ちゃん”のように振る舞っているそうですよ。
飼い主さん
「大人には、頭を押し付けながら『撫でて〜』とアピール。ふかふかで触り心地が良いので、すぐに撫でます! 一方、娘とは遊んであげたり、見守ってくれたり……。りんには、よく毛づくろいをしてあげているところを見かけます」
りんちゃんや飼い主さん家族にとって、えっちゃんは癒やしを与えてくれる大切な存在ですね!
飼い主さん
「背後に物がある場所で、転がってぶつかってしまうなど、ちょっぴり、おっちょこちょいなところやたまに見せてくれる素敵な表情が大好きです。りんや娘の“お兄ちゃん”として頑張っているので、見守りたいと思います」
写真提供・取材協力/@marupi_090さん/X(旧Twitter)